膿皮症(細菌感染):かゆみと脱毛の原因とは?

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フレンチブルドッグの皮膚病の中でも特に多いのが、膿皮症(のうひしょう) です。
膿皮症は、皮膚に細菌が感染し、炎症やかゆみ、発疹、脱毛を引き起こす病気 で、放置すると悪化しやすいため、早めの治療が必要になります。

特にフレンチブルドッグは、皮膚のバリア機能が弱く、しわが多いため細菌が繁殖しやすい という特徴があり、慢性的に膿皮症を繰り返す犬も少なくありません。

ここでは、膿皮症の原因、症状、診断方法、治療法、そして再発を防ぐための予防策について詳しく解説します。

膿皮症とは?

膿皮症は、皮膚に細菌(主にブドウ球菌)が感染し、膿(うみ)を伴う炎症が起こる皮膚病 です。

通常、犬の皮膚には「表皮ブドウ球菌」という細菌が常在しており、健康な状態では問題を起こしません。
しかし、皮膚のバリア機能が低下したり、湿気が多くなったりすると、細菌が異常繁殖し、炎症を引き起こす ことがあります。

膿皮症の主な症状

膿皮症の症状は、感染の程度によって異なりますが、初期段階で気づかず放置すると、全身に広がることもあるため注意が必要 です。

📌 代表的な症状

小さな赤いブツブツ(発疹) ができる
皮膚の赤み・かゆみ が強くなる
毛が抜ける(脱毛)
皮膚がジュクジュクして膿が出る
かさぶたや黒いフケができる
皮膚が厚くなり、黒ずんでくる(色素沈着)

📌 症状が出やすい部位

顔(口周り・目の周り)
耳の付け根・首のしわ
脇・内股・お腹
足の裏・指の間
尻尾の付け根

💡 かゆみが強くなると… 犬が掻いたり舐めたりすることで、さらに細菌が広がり、炎症が悪化 することがあります。
掻きむしった部分から二次感染を起こし、化膿がひどくなるケース もあるため、早期治療が重要です。

膿皮症の原因

膿皮症は、免疫力の低下や皮膚環境の悪化によって細菌が異常繁殖することが主な原因 です。

🔹 主な原因

皮膚のバリア機能の低下(乾燥・アレルギー・ストレスなど)
湿気や高温環境(梅雨や夏場に悪化しやすい)
皮脂の過剰分泌(マラセチア皮膚炎と併発しやすい)
しわの間の不衛生な環境(フレンチブルドッグ特有の問題)
傷や引っかき傷(掻き壊しや擦り傷から細菌が侵入)
免疫力の低下(老化・病気・ストレス)

特にフレンチブルドッグは皮脂が多く、しわに湿気がたまりやすいため、膿皮症になりやすい体質 です。

膿皮症の診断方法

膿皮症は、他の皮膚病(アレルギー・マラセチア皮膚炎)と似た症状を示すことがあるため、獣医師による正確な診断が必要 です。

🔹 診断の流れ

1️⃣ 視診・問診

  • 皮膚の赤み・かさぶた・膿の有無を確認
  • かゆみの程度や発症部位をチェック

2️⃣ 細菌培養検査

  • 皮膚のサンプルを採取し、ブドウ球菌の増殖を確認

3️⃣ 顕微鏡検査

  • 皮膚の状態を詳しく調べ、マラセチアやダニの感染がないかをチェック

膿皮症の治療法

膿皮症の治療は、細菌の異常繁殖を抑えることが基本 になります。
症状の重さに応じて、内服薬・外用薬・シャンプー療法 を組み合わせて治療を行います。

🔹 薬物療法

抗生物質(内服薬・外用薬)
炎症を抑えるためのステロイド(短期間の使用)
かゆみ止め(抗ヒスタミン薬・アポキルなど)

💡 注意点

  • 抗生物質は、細菌の耐性を防ぐため、獣医師の指示通りに最後まで飲み切る ことが重要です。
  • ステロイドは長期使用すると副作用が出る可能性があるため、獣医師と相談しながら使用する。

🔹 シャンプー療法

抗菌シャンプー(クロルヘキシジン・ノルバサン)を使用
週1~2回の頻度で洗い、しっかり乾燥させる
しわの間もしっかり拭き取る


🔹 生活習慣の見直し

寝具やタオルはこまめに洗濯し、清潔を保つ
散歩後は足をしっかり拭き、菌の繁殖を防ぐ
免疫力を高めるため、栄養バランスの良い食事を心がける

膿皮症の予防策

膿皮症は、一度治っても再発しやすい皮膚病 なので、日常的なケアがとても重要です。

皮膚を清潔に保つ(定期的なシャンプー)
湿気がこもらないように、しわや脇のケアを徹底
犬用の消毒スプレーで細菌の繁殖を防ぐ
過剰な皮脂分泌を抑える食事(低脂肪フード)を選ぶ
ストレスを溜めさせず、適度な運動をさせる

まとめ:膿皮症の対策と早期発見が大切!

膿皮症は、フレンチブルドッグにとても多い皮膚病 ですが、正しい治療とスキンケアを行うことで改善が可能 です。

赤い発疹・かゆみ・脱毛が出たら早めに診察を受ける
抗生物質やシャンプー療法で細菌の繁殖を抑える
皮膚を清潔にし、湿気を避けることで再発を防ぐ

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